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ほとんどは筋肉の痛み


 2.骨の変形、軟骨がすり減った痛み

   
   レントゲンやMRIなどの画像検査の結果、骨の変形や軟骨がすり減っていることが
   痛みの原因とされることがあります。
   代表的な例は、中高年の女性に多い膝痛でしょう。
   加齢の結果、軟骨がすり減ったから痛むのだと多くの方が思っています。

   これは間違いです。
   なぜなら骨や軟骨に、痛みを感じる神経はないからです。
   (少しあるという説もあるようですが、あくまで「少し」です。)

   神経がないとはどういうことでしょうか?
   みなさんは髪の毛を切ったとき痛いでしょうか?
   爪を切ったときは痛いですか?(深爪は痛いですけどね。それは別の問題です。)

   痛くありませんよね。
   髪の毛や爪に、痛みを感じる神経はないからです。骨や軟骨も同じです。

   だいたい軟骨というのは骨と骨の間にあるクッションです。
   動くたびに常に圧迫されているわけです。
   それがいちいち痛むようでしたら、クッションの役割を果たせませんよね。

   それでは骨折はどうなのか?と思われる方がいらっしゃるはずです。
   骨折は骨の痛みです。
   厳密にいうと、骨というより「骨の膜」からきている痛みです。
   「骨の膜」には痛みを感じる神経があります。
   それは骨折して「骨の膜」に異常がおきたときのみ感じるものなのです。
   また実際、骨折したときの痛みには、筋肉からくる痛みも大きなウェートを占めます。
   骨折箇所を補おうと周囲の筋肉がガッチリと硬くなるので、その結果、痛みがでるのです。


   骨が変形した、軟骨がすり減った・・・それだけで「痛む」ということはないのです。
   ただ「骨が変形して神経を圧迫して痛む」ということが、よく言われています。
   これについては「神経が圧迫されている痛み」の頁で述べます。