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坐骨神経痛なんて無い!


 お尻から脚の裏側にかけて痛みがあるとき「坐骨神経痛」といわれます。
 「なるほど。」と納得してしまいますか?
 頭が痛いとき「頭痛ですね。」といわれたら、「ムッ(だから、そう言ってるだろッ)。」としませんか。
 腰が痛いとき「腰痛ですね。」といわれるのと同じことなんですよ。
 痛んでいる場所がちょうど坐骨神経のある場所と一致しているから「坐骨神経痛」といわれるだけです。

 「坐骨神経痛」を言葉通りにとらえるなら「坐骨神経が痛みをだしている」ということになります。
 一般的には「神経痛」という言葉は受け入れられています。
 「神経が何かに触れて」とか「神経が圧迫を受けて」痛みがでるといわれます。
 でも神経自体が痛みをだすことは、実は・・・滅多にありません。
 
 なぜなら神経とは電気信号の通り道にすぎないからです。
 体表部分には感覚受容器(センサー)があります。
 痛みの感覚は、まず感覚受容器にキャッチされます。それが電気信号に置き換えられます。
 電気信号は神経を通って脳に伝えられます。そして脳で痛みを感じる仕組になっているのです。
 つまり「神経に触れたから」もしくは「神経が圧迫されたから」ということで、
 痛みを感じる仕組にはなっていないのです。・・・・・・更に詳しく知りたい方はこちら

 「坐骨神経痛」の原因として以下のことがよくいわれます。
  ・椎間板ヘルニアが神経を圧迫しているから。
  ・脊柱管(背骨の後ろ側にある神経の通り道)が狭くなって神経を圧迫しているから。
  ・梨状筋(お尻の深部にある筋肉)が硬くなって神経を圧迫しているから。

 いづれにも共通していることは「神経が圧迫されて痛くなる」ということです。
 神経圧迫が痛みの原因にならないのであれば、おかしいですね。
 それでは「坐骨神経痛」の正体は何でしょうか。

 ズバリ、それは筋肉の痛みです。
 筋肉にできたトリガーポイントから生じた関連痛です。・・・・・・トリガーポイントについてはこちら
 お尻の横には「中殿筋」、「小殿筋」という筋肉があります。深部にある筋肉です。
 骨盤と脚がずれないよう、ガッチリ支えている筋肉です。
 この筋肉が疲労しトリガーポイントができてしまうと、下肢の裏側へ関連痛をだすのです。
 実際にこの筋肉を押してみると、いわゆる「坐骨神経痛」が再現されるのが実感できます。
 また下肢自体にトリガーポイントができて痛みをだしているケースもあります。