間違いだらけの腰痛情報
(2)ぎっくり腰(急性腰痛)
体をかがめた瞬間、重い荷物を持った瞬間、くしゃみやせきをした瞬間、
ふと振り返った瞬間・・・そんなときに起こります。
全く動けないこともあるので、体に何が起こったのかと心配になります。
でも大丈夫です。全く心配はいりません。
人類史上、治らなかったぎっくり腰はないのです。
動けるようになるまで時間がかかることもありますが、じきに普通に動けるようになります。
ぎっくり腰の正体は何か?
腰の捻挫、靭帯の断裂、骨のズレ・・・いろいろなことが言われています。
でも実際のところ原因不明なのです。
なぜか?・・・ぎっくり腰は経験上、放っておいても治ると分かっています。
生死に関わる病気ではないので、わざわざ患者さんを解剖して調べるわけにはいかないのです。
ですから、ぎっくり腰の正体については様々な憶測が流れているのです。
私は、筋肉の急激な緊張が原因だと考えています。
簡単にいえば「腰がつった」ということです。
ですから、うまく筋肉がほぐれると痛みは軽減されます。
しかし筋肉が疲労のピークにあるため
いったんほぐれたとしても次に動いた瞬間、再び「つってしまう」ということもあります。
ぎっくり腰の原因を、腰椎の捻挫、靭帯の断裂と考えてしまうと
しばらくは冷やして安静にするしか手段がなくなります。
腰椎の捻挫、靭帯の断裂などは常識的に考えれば
相当に力のはいった急激な動きでないと起こらないはずですから違うと思います。
ついでに言えば、「骨がズレた」なんてありえません。
骨はそんな風にズレるような構造にはなっていません。
もし本当にズレることがあったら、それは「ズレ」というか「脱臼」です。
大事故にでもあわない限り、ありえません。
それでは実際にぎっくり腰になったらどうすれば良いでしょうか?
一人で歩くのも難しいならば、まずは安静にしてください。
一人で歩ける程度なら、もしくは歩けるまで回復したら、
原因となった筋肉の緊張を解いてやることが必要です。
そして「冷やす」のではなく、「あっためる」。
ぎっくり腰を捻挫の一種と考えると「冷やす」ことで炎症を抑えるのがいいとなりますが、
私は、腰が捻挫したとは思えません。
だって、そんな急激な動きしましたか?
足首だって、そんな簡単には捻挫しません。
足首より、がっちりした腰が捻挫するなんてありえません。
あっためて、血流を良くして、筋肉の緊張をとってください。
また「安静第一」よりは、なるべく早く「普通の生活に戻る」べきです。
「安静第一」にしていると筋肉の緊張がとれずらいのです。
多少痛くても動いている方が、筋肉がほぐれて回復が早いのです。
ですからコルセットなどもあまりしない方が良いです。
痛みが強いが、どうしても動かなくてはならないというときは構いません。
コルセットをしてください。でも、それは窮余の策です。
コルセットをつけることに慣れてしまうと、腰の筋肉が固まってしまい、
緊張がいつまでもとれないのです。
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